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平成21年度日本医用歯科機器学会第19回研究発表大会開催概要

       メインテーマ
最新の顎口腔診断器
検査・診査用の機器は、データに基づいた根拠のある診断を可能にし、臨床の現場において患者と歯科医療者が適切な判断を下せるよう支援します。
〜*〜* 大会長挨拶 *〜*〜
第19回日本医用歯科機器学会総会・学術大会は、開港150周年の祝賀ムードあふれる横浜の地で開催される運びとなりました。運営は鶴見大学歯学部保存(修復)学教室がお引受けします。昨今、口腔と全身との関わりに関する科学的根拠が次々と示されてきております。おりしも、平成19年に国は、国民の健康寿命に向けた10か年戦略として「新健康フロンティア」なるものを発表しました。これを見ると「健康国家への挑戦」として示された9つの重点項目の中に、「歯の健康力」が欠かせない項目として挙げられています。このことは歯科医療にたずさわる私達が、国民一人ひとりの健康寿命に歯科医療を通して貢献せねばならない。いや、責任を持たねばならないことを意味しています。ここで、安全、安心、質の高い歯科医療が医用歯科機器の支えなしには成立しないことに思い至れば、本学会の果たすべき使命があらためて見えて参ります。医用歯科機器分野の振興は、国民の健康寿命に直結しています。盛夏を過ぎ、学問(食欲)の秋が到来します頃、鶴見大学の緑濃きキャンパスに皆様をお迎えし、産・学・臨協働の視点から、機器の研究・開発についてディスカッションできますことを心より楽しみにしております(大会長:桃井保子)
○会  期
○会  場 


○大会長      ○準備委員長   
○主  催     
○後  援    
平成21年9月12日(土)〜9月13日(日)              
鶴見大学記念館 
〒230−8501 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2−1−3   
アクセス(鶴見大学ホームページ内)>>
桃井 保子 教授(鶴見大学歯学部第一歯科保存学教室)           
池島 巌   助教(鶴見大学歯学部第一歯科保存学教室)         
日本医用歯科機器学会
鶴見大学
◆大会事務局◆ 〒230−8501 
神奈川県横浜市鶴見区鶴見2−1−3
鶴見大学歯学部第一歯科保存学教室
池島 巌
Tel:045(581)1001  Fax:045(573)9599
【 特 別 講 演 】 光干渉断層画像診断法(OpticalCoherenceTomography)の歯科臨床への応用
             〜口腔用OCT機器開発と歯牙う蝕への応用〜
講師 : 角 保徳 先生(国立長寿医療センター病院先端医療部口腔機能再建科)
 光干渉断層画像診断法(OCT)は、生体に無害な近赤外光を用いた画像診断法です。非侵襲性下に組織の精密な断層像を得ることができる最先端の医療撮像技術です。OCTの口腔領域での応用は、すでに始められています。今回は、歯のう蝕診断を目的とした口腔用OCT機器の開発と臨床応用についても解説いただきます。
シンポジウム 最新の診査機器
T 「摂食・嚥下のメカニズムを知る」  井出吉信(東京歯科大学解剖学教室)
 摂食行動はm食物の認識、捕食、咀嚼、食塊の形成、食塊の咽頭への送り込み、食道に達する嚥下、これらの一連の過程です。この過程の一箇所にでも障害が生じると、摂食・嚥下障害が起きます。今回は、摂食・嚥下障害のメカニズムを画像を多用しながら解説いただきます。
U 「新しいコンセプトによる補綴修復処置への唾液検査の有用性」  田中順子(大阪歯科大学有歯補綴咬合学講座)
 従来は、う窩に対する処置は「結果」に対する治療でしたが、近年では唾液検査によって、う蝕に関する口腔内環境を簡便に調べることができます。検査結果からカリエスリスク因子を特定し、患者個人の適切な治療計画の立案、処置、維持管理に役立てることが可能です。唾液検査を用いて臨床応用した症例を紹介します。
V 「顎運動の四次元リアルタイム解析」  小川匠(鶴見大学歯学部歯科補綴学第二講座)
 CT、MRI画像による患者固有の顎顔面頭蓋の三次元形態情報と歯列に設置した三次元位置計測用マーカから得られる下顎の運動情報を統合し、顎運動の状況をリアルタイムに可視化し解析するシステムと、その臨床応用についてご紹介いただきます。
ランチョンセミナー 「笑顔をプロデュースする」  大森かをる(鶴見大学歯学部第一歯科保存学教室)
歯科衛生士さんも奮ってご参加下さい
 人とのコミュニケーションが欠かせない現代社会では、「よく噛める」「よく話せる」に加え、「美しい口元で笑える」ことが、患者さんのQOLを向上させ、心身の健康増進に繋がります。本セミナーでは、歯質を削らずに、”白くて美しい歯”を実現させる方法について、最近発売された製品を中心に紹介いただきます。
     業者展示も予定しております。
【 一 般 口 演 】

決定しました⇒
1 咬合器の試作 滝口弘毅(滝口歯科診療所)、他
2 自動運動咬合器の試作/SAMをベースに構築した咬合器システム 西山和彦(あい歯科クリニック)
3 補綴物研磨時に有効な保持具について 田中誠(愛歯技工専門学校)、他
4 インベストメントエジェクター 中西竜三郎(日本大学歯学部付属歯科技工専門学校)、他
5 三次元ワックス造形CAD/CAM SystemをもちいたPressable All Ceramic Crown −VR咬合器による咬合再現性についての検討− 河村昇(鶴見大学歯学部歯科技工研修科)、他
6 三次元ワックス造形CAD/CAM SystemをもちいたPressable Ceramic Inlay −リアルタイム干渉システムを用いた適合性の検討− 山本雄嗣(鶴見大学歯学部第一歯科保存学教室)、他
7 顎矯正手術における3Dシミュレーションサージェリー 中岡一敏(鶴見大学歯学部口腔外科学第一講座)、他
8 左右独立型フリーサイズ型上顎印象用トレーの開発 青柳裕仁(神奈川歯科大学生体材料器械学講座)、他
9 下顎印象用トレーのフリーサイズ化への試み 青柳裕仁(神奈川歯科大学生体材料器械学講座)、他
10 非電動回転式歯ブラシの開発および歯垢除去に対する臨床評価 八重樫潤(銀座US歯科)
11 タグバック探知器による検査はう蝕除去の判定に有効か 清水明彦(兵庫医科大学歯科口腔外科学講座)
12 高齢者のための頭部背部側方傾斜用パッド 葭田秀夫(葭田歯科医院)、他
13 嚥下内視鏡検査を用いた食塊形成能の評価と摂食機能療法の実際 飯田良平(鶴見大学歯学部高齢者歯科学講座)、他
14 携帯可能な紫外線・オゾン併用常温高速型滅菌器の再試作 新井浩一(明海大学歯学部機能保存回復学講座歯科生体材料学分野)、他
15 インプラント上部構造制作におけるエレクトロフォーミングの応用開発 奥寺元(王子歯科美容外科クリニック)
16 分割し装着する部分床義歯 藤井佳朗(新神戸歯科)
17 インプラントオーバーデンチャー用角度補正型マグネットアタッチメントの開発 長田秀和(鶴見大学歯学部歯科補綴学第一講座)、他
18 接触点回復評価装置の開発と新しいU級窩洞修復方法の評価 朝倉光史(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究先端材料評価学分野)、他